恋のはじまりのきっかけなんて、本当に些細なことから…
私があの日カバンをひっくり返さなくても、その人(高倉先輩)との恋は始まっていたのかもしれません。

高倉先輩は、同じ高校の3年生。
バレー部で同じ体育館で練習していたのと、通学の電車が同じなので私のことは知っていたみたい。
私は、同じ電車に乗っている同じ高校の人というくらいの意識しかなかったのにね(笑)
そして、話しかけるきっかけを探していたらしく、あの日のできごとは丁度良かったみたい。

きっかけがあれば、二人の仲が急速に接近するのに時間はかからなかった。
呼ばれ方が、「○○さん」から「ゆき」に変わるのにも
デートの時間にいつも高倉先輩が遅れてくるのを待つようになるのにも
時間はかかりませんでした。

とは書いても、高校生の淡い恋ですから…
帰りに、ファーストフードでおしゃべりをしたり、休みの日に映画を見に行ったり…

でも、デートの前のドキドキ感はこの頃が一番強かったかもしれません。

この頃の私は、かなり控えめな性格でした(笑)。
休み時間も誰かとしゃべったり、連れ立ったりするよりも1人で本を読んでいたりする事の方が多かった。
友達は少なくはなかったと思っているけど、多い方でもなく…
部活の終わりに、おしゃべりに付合ったりすることもあったけど、誰かの後を追いかける方…

でも、そんな私が少しずつ変わっていくのが自分でもわかりました。


次回へ続く…

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